第256球「戦評に魂を込めろ」(2006.10.20)

 TWINSのHPの二枚看板といえば(?)、この背番号6通信とコンパクトかつ軽妙にまとめられた戦評である。勝ち負けにこだわり、そして勝ち方、負け方にもこだわるチームスタイルは、この戦評に如実に表現されている。いったい何回「好投を続けた投手を見殺しにした」「凡打の山」「守備の破綻」「惨敗・完敗」と書きなぐられたことであろうか。

 試合当日の飲み会ではなく、いったん時間を置いて改めて試合のことを思い起こしてみると、色々気付くことが多い。気付くことが多いのはわかってはいるのだが、とかく人は、なかなかそういう機会を作ろうとしない。前を向いているからなのか、過去を悔いているヒマはないからなのか、自分を客観視することに畏怖を感じているのか・・・。

 前にも書いたが、折を見て見直す必要性を感じる今日この頃だけに、主将である俺が指名した選手が、その試合を総括し、次の試合に、次の活動に向け繋げる・・・そういう営みをすることにした。で、早速GBN杯代表決定戦で敗退した試合から始めてみることにしたのだが、いかがだろうか。何か伝わってくるものはあるだろうか。

 すぐに形になる必要はない。いずれはその戦評によって、その試合の風景が、雰囲気が炙り出されるような形に持っていきたい。それを積み重ねることで、一つのTWINSの活動を言い表す象徴のようなものになっていくことを期待したい。その試合でいい意味でも悪い意味でもキーとなった選手、すなわち決定的な仕事をした選手、逆に厳しいかもしれないが、決定的なミスを犯した選手を敢えて指名するようにしていくつもりだ。「俺に書かせろ」「今日の書き手は俺しかいないでしょ」大いに結構である。

 ということで、少し間が空いてしまってはいるが、過去の戦表を見直してみよう。ぐっと来るものがあるはずだ。今までの書き手の想いをしっかりと受け止めて、次の活動へ向けて英気を養おうではありませんか。次のスタートはもうすぐそこであります。