第252球「これは俺にしかできるまい」(2006.8.21)

 草野球に取り組むにあたって、やはり表題にあるような心意気というか、プライドというかそういうものは必要なものなんだろうなぁ、と思う。特に永きに渡って続けるとなると一層その想いは強い。ポイントは野球の技術や実力だけでは推し量れない部分についても、この想いは当てはまる、ってこと。これは草野球独特の気持ちの持ちようだ、と思う。

 どんなに打てる選手でも、どんなに速球を投げる投手でも野球に来れないのであれば、それは(その試合においての)戦力とはいえない。数年前には動けた体は、今もなお動ける体である、という保証はない。したがって、毎週毎週参加してくる選手に頼ってチームを造っていくというのは、ごくごく自然なことなのだろう、と思う。実際に参加し続けるというのは大変なことだ。家庭を持ち、社会的なステイタスを上げている中、一野球人に戻れる時間を作るのは非常に困難だ。その困難に打ち勝ってしまう想い。

 この表題の想いは、「これだけの仕事を抱えながらも、土日に野球に行けるのは俺にしかできるまい・・・」とか、「この嫁(彼女)を説得して野球にいけるのは俺にしかできるまい」とか、そういう野球の実力以前に、野球に対してどれだけの想いを今持っていて、それに向けてどれだけのことをしているのか、のバロメータなのだ、と思う。

 もちろん、今の現状からすれば、月1回が限度、とか、ともすれば今季は参加不可能・・・という諸兄もいるだろう。大事なのはその想いを持ち続けること。そのために常にチームから、選手から、刺激を受けてほしい、と願っている。「ああ、やっぱ野球やりてぇな」その気持ちを持ち続けてほしい、と思う。TWINSの掲示板でもいい、ストロングリーグやGBN杯のHPでもいい。逃げずに見つめてみよう、野球人として。あ、一つ忘れていました。このコラムを熟読することからはじめてみてはいかがでしょうか(笑)。

 このコラムも「俺にしかできるまい」の心意気で書き続けていますので・・・。