第242球「10years」(2006.4.10)

 「あれから10年も この先10年も」でおなじみの渡辺美里の名曲を今回の題名にしてみた。まさか同じ草野球チームで10年弱も活動できるとは思ってもいなかった。サラリーマンだけに転勤の可能性もあるし、生活も変わるし、肉体も変わるし。そんな中でも何だかんだやってきた自分をちょっと褒めてあげたいと思う。

 9年前「正捕手がぎっくり腰になったから来てくれ」と言われホイホイ出かけて行ってからというものの、俺は草野球に、TWINSにどっぷり浸かる生活が続いている。それは休日のみならず、平日だって野球に触れる機会が非常に多くなった。このコラムのネタを考えたり、文章を書いたりするのもその一環だ。いつの間にか100安打も記録し、いつの間にか主将を拝命して今日この日まで来てしまった。まだまだTWINSの活動も、俺の草野球人生も続くとはいえ、区切りの年が刻一刻近づいているように思う。

 10年経ったら何をしよう、などと考えたことは一度もなかったのだが、せっかくなので、何かやりたいなぁ、とぼんやり思っている。全くの私案だが、ここらでユニフォームをリニューアルしてもいいかなぁ、なんて思っている。本格的にTWINSの活動を始めた時、せっかくだからメジャーリーグの名門ミネソタツインズのユニフォームを使おう、ということになり、アメリカから直輸入で購入したものの、公式戦モデルはあまりにも高価で手が出ず、練習用ユニフォームにした記憶がある。これでも充分カッコイイと俺は思っているのだが、いよいよ公式戦モデルに手を出してもいいかなぁ、なんて思う。そのユニフォームにふさわしい活動、戦績、そしてプレーを見せていくことが一つの目標になるはずだ。

 10年経てば収入も変わる、生活も変わる。そして何よりTWINSに対する愛着、TWINSへのプライドも大きく、重くなる。それを表現するためにそんな動きをしてもいいのではないかなぁ。「この先10年のために」。そんなことをぼんやり考えています。

行き詰まり うずくまり 駆けずり回り
この朝に この街に この掌に
大切なものは何か
今も見つけられないよ