第224球「投げてみましたニューボール」(2005.9.8)

 第221球の続編のようなものであるが、先日少人数で練習をした時のこと。何かしらテーマを見つけて練習をするようにしているのだが、今回は「十月導入のニューボールでキャッチボールをしてみよう」というもの。非常に分かりやすいテーマと相成った。

 アップがてらランニング・体操をするが、とにかく暑い。すでに汗が噴き出す。夏場の練習はこれがキツくもあり、また気持ちよいところなのだが。アップもそこそこに早速キャッチボールを開始した。

 一言でいうと「重い」「硬い」に言い尽くすことができよう。元々使い込んでいるのでグローブのポケット部分が薄い俺のグローブではあるが、それでも左手に伝わるびしっとした衝撃は明らかに今までのボールとは違う。ずっしりした痛みがびしびし感じられる。投げる時にも若干なれども重いため、明らかに肩・肘への負担が増えるような気がする。これまで以上に投手受難の傾向は強まるだろう。

 ただし、その代わり縫い目の部分は非常にしっかりと作られているため、指の引っかかりは良くなるな、という印象を持った。すなわち雨天の状況であっても結構コントロールは付けやすく、なおかつ変化球の威力は増すな、と。実際に使ってみてはじめてこういうことに気付いたのであった。

 もう一つ、明らかに「堅い」ため、デッドボールは今までと比べ物にならないくらい「痛い」はずだ。怪我も増えるかもしれないし、ぶつけられての乱闘、なんてのも出てくるかもしれない(笑)。間違いなく当てられたら痛いぞ、これは。

 軟式野球を変えるために造られたニューボールを実際に使ってみて、想像以上に野球自体が変わることを実感した。やっぱり実際に触ってみて感じたことは信頼感あるよな。間違いなく軟式野球は変わるよ。