第221球「ニューボール」(2005.8.10)

 すでにご存知の諸兄も多かろうと思うが、今年の10月から公式戦に使用する軟式ボールの規格が変わる。TWINSもすでにその準備に取り掛かり、早速一ダース購入し実際に手にしてみた。その感想というか、感触について今回は書いてみたい、と思う。

 外見は硬式ボールのような感じになっている。細かい球状のくぼみが無くなり、その分ボールの縫い目(まぁ軟式球なので縫ってはいないのだが・・・)が若干高くなったような感じがする。だいぶ外見が変わったので、結構驚く諸兄も多いのではないか、と思う。

 実際に手にしてみると、気のせいか若干重く感じられる。そして反発力というか弾む感じも若干高まったような・・・。まぁこれはニューボール特有の特徴でもあるので、使い込んで見なければ実際のところはわからないのだが。そんな感想だ。まだ実戦では使ったことがないので、使ってみて感触が変わってくるのかもしれない。

 ボールの規格を変えたのは、昨今のハイレベルな軟式野球ではとにかく、打てない、打てないので得点が入らない、そういう悪循環を打破すべく、簡単に言うと「飛ぶボール」として開発されたものだそうだ。正直守りのチームであるTWINSに対する恩恵は少なくなってしまうのかもしれないが、試合の運び方、守り方、攻め方は間違いなく変わるのではないだろうか。特に飛ぶボールになるという観点から、外野守備がさらに脚光を浴びてくるに違いない。さらに伸びていく打球に対し、どう対処していくか、試合の命運を握ってくるだろう。

 そういう意味では草野球の概念を変えることになるのかもしれないな、そんなことをニューボールを握りながら思いました。