第206球「積み重ね」(2005.4.4)

 開幕3試合目。ようやく今季1本目の安打が出た。春合宿後どうもスイングが狂い気味であったのだが、改めてスイングチェックをしたのが功を奏したのかもしれない。とにかくほっとした。これが俺のTWINSでの通算100本目の安打であり、一つの区切りの安打であったのだ。本当は開幕戦の初回の初球に決める、などと開幕前宣言していたのだが、ド高めのボールだったもので・・・。

 TWINSに参戦して7年目にして大台に乗せることができた。本当はもっともっと早いうちに達成していくつもりだったのだが、年々参加する大会のレベルが上がり、相手投手も一筋縄では太刀打ちできない方も多く、なかなか数字は上がっていかなかった。そして自分自身の打撃も単に安打を積み重ねることから、走者を進める打撃、相手投手が嫌がる打撃、一点をもぎ取りにいく打撃に志向が変わっていくにつれ、「貢献打」への意識が飛躍的に高まっていった。俺よりも打撃に優れた主軸も多数加入し、自分の役割も変えていった。そうすることで、打線の中での居場所を確保していったのかもしれない。

 とはいえ、一つの目標でもあったこの数字をクリアできて非常に嬉しく思っている。永きに渡りこのチームで活躍させていただいて本当に感謝している。今後も一本一本安打を積み重ねて、150安打、200安打に向けて前進していくと共に、今後も大台に乗せる選手が続出するように、チームをいい状態で回転させるよう積極的に動いていく所存である。次に100安打達成する選手のために。それを目指して頑張る選手のために。

 ちなみに記念すべき俺の100本目の安打は、ショートへの内野安打だった。相手の失策かどうか微妙なところではあるが、GMの判定は「安打」。強く叩いて逆方向に転がしてびしっと走ってぎりぎりセーフ・・・実に俺らしい(笑)。次はクリーンヒットを狙っていこうかな、とも思っている。101本目は俺にとって再スタートである。また積み重ねるよ。