第183球「RISE AND FALL」(2004.10.12)

 ここ数試合のTWINSの試合結果というより内容については、非常にバラツキが目立つ。いい時は負ける気がしないほどの完成度を見せ、最高の気分を味わえる一方で、悪い時はもう自滅の権化のような試合展開になってしまい、試合後のショックも非常に大きいものになってしまう。一体何がその分かれ目なのだろうか。そんなことを考える。

 一つは「継続的」に活動しているか、ということだろう。何だかんだ言ってもグラウンドに立っている時間、野球に取り組んでいる時間が長ければ長いほど、野球の勘は維持できるものだからだ。月に数回程度活動する一般的な草野球なら、なおさらその傾向は顕著だろう。これはもう絶対的な指標だろう、と思う。やっぱり久々に野球すると、アップの時点で自分の体が鈍っていることに気付くし、スイングの遅さも実感してしまうし。

 もう一つは、「流れ」に乗れるかどうか、ということ。もっと言うとどう初回を乗り切るか、ということ。さらに突き詰めれば、どう試合前に体を作るか、ということ。年齢的なもの、体力的なものもあり、ガッチリ動いてからそのまま試合に、というやり方はもはや通用しなくなっているのかもしれない。こういう部分に対してもっと気を配ってやっていくことで、少しでもいい「流れ」に乗って試合できることに繋がるかもしれない、と思う。

 いずれにせよ、今までと同じでいい部分と、そうではなく時代の移り変わり、季節の移り変わりによって変化をしてゆかねばならないことが顕著になってきているように思う。ここをみんなで考えて乗り切っていきたい、と思っている。

 それぞれの試合で良かった点、悪かった点は間違いなく存在する。大事なのはそこから目を背けないことだ。惨敗を喫したとして、「膿が出て良かった」というポジティブな感覚も非常に大事だが、その膿から目を背けないことこそ、我々が考え続けるべきテーマなのだ。そうやって一つ一つ喜怒哀楽を積み重ねていこう。