第182球「三年先を見据えて」(2004.9.28)

 まだまだシーズンは終わったわけではないけれども、今シーズンは過去に類を見ないほど打撃好調なシーズンだった。トップバッターとして自由に打てたこともあるのだが、ある程度結果を残せたように思う。「たまたま」好結果だったわけではない。やはりそれなりの必然がある。

 昨年、チームとしても、個人的にも満足な数字を残せず非常に悔しい思いをした。主将初年度のプレッシャーもあったが、結局は個人的なフィットネス。体のキレに集約される。「もらった!」という甘い球を打ち損じ、「捕れる!」という打球に追いつけず・・・なんだかんだ色々あるが、イメージどおりのプレーができなかったこと、これに行き着く。

 部署が部署だけにアフター5もままならず、やむなく始めたのが、階段登りという非常に原始的な方法。ところが、この階段登りをオフに続けたおかげで、下半身がきっちり仕上がったのが今頃になって効いてきている。一年間戦える体力を蓄えられたような気がする。やはりオフの過ごし方は大切なんだな、と実感。

 今年のオフは時間を見つけてはスポーツジムに通おうと思っている。やっぱり練習はうそをつかない。地道な営みはいずれ多かれ少なかれ、自分に納得いく動きを提供してくれる。本格的に体の衰えを感じるようになった今こそ、新たにチャレンジする最高のタイミングだと認識している。どこまでその衰えた体にムチ打てるか。そしてその成果としてどれだけ活躍できるか。ある意味今から楽しみにしているフシはある。今年結構良かったから、(トレーニングを)逆に止められなくなった部分も確かにあるのだが。

 この取り組みは来季だけに向けたものではなく、三年後までガツガツ野球できるように、との想いがある。できるだけ長く、できるだけ太く野球人として現役であり続けたい。とりあえず三年後。そして三年たったら・・・またその時に考えます。