第163球「戦力論を紐解くと」(2004.4.14)

 先日の活動は、なんと参加者16名を数えた。采配を振るう側として、これほど嬉しいことはない。と同時に大きなプレッシャーも感じずにはいられない。これだけの戦力をどううまく使ってベストな試合運びをしていくか、ということを試合前に色々と思い悩む。これは非常に嬉しい悩みなのだが。

 チームの戦力ってなんだろうかと考えると、ひとえに「出席人数」です、と答えるようにしている。実際それがその試合の戦力そのものなのだ。時には9人ギリギリの人数で試合に臨むこともある。実際それで勝つことも少なくない。出席者全員が出場して、それで勝つ。これも一つのあるべき姿なのかもしれない。しかし、采配を振るう者としてはそれでは充分ではないのだ、と思う。

 二律背反的ではあるが、結果的に試合に出場できない選手が出てくることもある。いい休日を過ごすために、スケジュールをやりくりして、人によっては遠路はるばる参加したのに・・・ということも多い。采配を振るう者としては、大変申し訳なく思う。その無念の想いに報いるために、何をすべきかを出場している選手は考えながらグラウンドに立たなければならない。ミスをして俯いている時間はないのだ。

 それもこれも含めてチームの戦力である。観戦に来てくれるご家族や恋人だって、TWINSの立派な戦力である。一つの幹から一つ一つの枝が出て、それぞれに花を咲かせ、そして実を結ぶ。それこそがチームとして目指すものであり、我々が目指すチーム像なのだ。一つの勝利は一人で味わうものではない。一つの敗戦は一人に責任があるのではない。それはすべて戦力たる皆で分かち合うものだ。戦力とはそういうものだ。だからこそ、できるだけたくさん仲間はいたほうがいい。チームとはそういうものだ。

 ということで、今後ともどしどし参加してくださいね。