第96球「今年一番の収穫」(2002.11.15)

　まだｼｰｽﾞﾝを終えてはいないものの､そろそろ一年間を振り返る時期が来ているように思える｡今年は念願のﾀｲﾄﾙを獲得することができ､非常に充実したｼｰｽﾞﾝであると思う｡ようやくﾁｰﾑのHPのｸｵﾘﾃｨにﾁｰﾑの箔が追いついたというかそんな感想を持っている｡では優勝できたことが今年のTWINSの一番の収穫なのか､というと､俺は決してそうではないと思っている｡

　優勝したことよりも大きな収穫｡それは一年間正式ﾒﾝﾊﾞｰだけで戦い抜いたことである｡今年のこれまでの全試合について､当HPのﾒﾝﾊﾞｰ紹介欄に掲載されている選手以外は一切出場していない｡それが､公式戦であれ､ﾁｬﾚﾝｼﾞﾏｯﾁであれ､だ｡草野球ﾁｰﾑ運営の一番難しい｢人材確保｣に成功し､それを守り続けたこと､これが一番の収穫だ｡なぜならある意味優勝することよりも､それは困難なことであることを俺は良く知っているからだ｡

　そして､正式ﾒﾝﾊﾞｰだけで結果を残すことができたこと､これが何よりも嬉しい｡昨年･一昨年と一緒に悔しい思いをしたﾒﾝﾊﾞｰで､そのﾘﾍﾞﾝｼﾞを果たせたことに無上の喜びを感じずにいられない｡

　戦績だけを見れば､今年はTWINS史上最高の勝率を残すことになると思う｡そして､これ以上の好成績をﾏｰｸするｼｰｽﾞﾝはそうそうやってこない､とさえ感じている｡しかし､戦い方だけは頑として変えずにやっていこう｡そうすることで､またﾁｬﾝｽを掴むことが必ずできるはずだ｡やればできる､そして俺たちはやれる｡そう信じて｡

　今ｼｰｽﾞﾝはTWINSというﾁｰﾑにﾌﾟﾗｲﾄﾞを植えつけたｼｰｽﾞﾝとなるに違いない｡｢やればできる､そして俺たちはやれる｣というﾌﾟﾗｲﾄﾞを｡これはﾁｰﾑとして非常に大きな武器となるだろう｡そして今季残った試合に臨む時も必ず力となってくれるだろう｡

　あと少しです｡諸兄頑張りましょう｡