第79球「リ・スタート」(2002.7.31)

 夏である。夏の高校野球の代表も出揃い、いよいよ夏本番である。この時期に野球をすることは、体力的に非常にきつい。何もしていなくても汗が滲み出てくるような時にわざわざ活動するなんて・・・と思うこともある。が、この時期こそ安定した活動が必要だ。もっと言えば、今だからこそ「練習」することが必要だ。

 各種トーナメント・リーグ戦も佳境に入ってきて、勝ち残ったものや、早々と敗退したものなどもあり、いよいよチームとしての目標も明確になってくる(目標にするものがあるだけ、我々は恵まれているのだが)。ここで、もう一度チームとして、野球人として今一度土台を作り直すことが大事だ、と思う。

 加えて言うなれば、先に述べた「チームとしての目標」をメンバー全員に行き渡らせる必要がある。殆どの大会が同時進行にて行われるため、現状を把握している選手というのは意外と少ない。「今この大会はベスト8に残っている」「あといくつ勝てば、●●とリベンジマッチができる」などモチベーションを上昇させる情報を共有することも大切だ。代表者や幹部だけが熱くなっているのでは、チームとしてのモチベーションは上がらない。

 特に今年は7月末で17試合というTWINSにしては過去に例を見ないほど試合数をこなしているので、当然のことながら肉体的な疲労のケアを踏まえてメニューなりスケジュールを組んでいくのは言うまでもない。 投手陣は投げさせずに野手陣が打撃投手を務め、逆に投手陣は下半身強化のため、外野ノックを増やすといった具合に。これで新しく一枚投手が加わればしめたものだ。新戦力を見出すきっかけとなれば一番いい。

 というわけで、8月の活動は「リ・スタート」だと思っている。当然のことながら公式戦も入ってくるので、そんなにじっくりとできるわけでもないのだが、それでも今一度原点に戻って、猛暑の中ではあるが、グラウンドに通いたいと思う。諸兄も奮って参加しましょう。まだ暑さに負ける年ではないんだから・・・。